カテゴリ 酒場の噂話

　不死鳥フェニックスは、天へ召された魂を呼び戻すといわれている。
ヤツに会うには、羽根を貢物として捧げる必要があるそうなんだ。
だからなのか、フェニックスの尾は羽根を材料としているのさ。
貢物といっても、質や大きさで得られる加護も違うらしいがね。

カテゴリ 街角の他愛もない話

　風の石や水の石ってあるよな。
それより強力な魔力を持つ、魔石と呼ばれる魔法石があるらしいんだ。
知ってるって？
魔晶石？なんだいそれは？
魔石よりも強力だっていうのかい？
そんな魔法石、見たことないぜ。
ーそのさらに上もあるだって？

カテゴリ 書籍より

　一般的に陽がもつ属性は火であるとされていた。しかし白の香を研究していた賢者達によると、主に聖属性をもつことが明らかになった。
これは陽が灼熱の球体であるという説を否定するものであり、研究者の間では聖属性に加え火属性をももつ物が陽でないか、との新たな説が浮上し始めている。

カテゴリ 雑誌より

　黒魔道士がダークスケルトンのシャレコウベを抱えて、年に数回何処かへ旅立つ話は有名であるが、その目的や意図については誰にも知られていない。噂では、魔道士が集う集会であるとか、地獄の悪魔に魔法を教わりに行くなどといわれるが、すべて憶測の域を出ていない。
この習慣により、黒魔道士は頼れる存在でありながらも、何処か不気味な印象を持たれている。

カテゴリ 書籍より

　奴隷として扱われる者たちは、亜人や人、モンスターを含めて所有者の焼印の入ったハーネスを取り付けられ所有されている証とする。
焼印の大半は貴族の紋章を象ったもので、何らかの理由で没落し抹消された紋章が見つかることもある。
そのためハーネスを収集する学者や好事家は非常に多く、特にスレイブハーネスは趣味の道具としても知られている。

カテゴリ 賢者の知識

　ヤクト・ラムーダの北に位置するキルティア教の総本山。そもそもは創始者キルティアが教えを説き広めていた地で後世に信者たちが神殿を築き上げた。ガルテア連邦時代に書かれた歴史書にはすでに神都の記述がある。
今日までブルオミシェイスが特定国家の領地に属したことはない。キルティア教会は他地域で政治権力を求めない代わりに神都の独立を保証する協定を各国と結んでおり、それが今も守られているためである。
ブルオミシェイスは、それ自体キルティア教の神殿といって差し支えない。神殿の他にはわずかな住居と、巡礼者たち目当ての露店があるばかりとなっている。近年、戦争で国を追われた人々が各地から集まっており、ブルオミシェイスの一部は避難民たちのキャンプとなっている。
キルティア教徒たちは彼らが自活できるようにさまざまな援助を行っている。ブルオミシェイスはヤクトに囲まれているため、巡礼者は内ナルドア海を船でわたり、神都を訪れる。

カテゴリ 不思議なおたから

　心肺機能の高いイエティは、肺の中で凍てつく空気が行き交うため、肺の温度は凍えるように冷たい。
そのため肺の中には冷気でできた筒状の氷が、呼吸を乱さぬよう両側に穴が開いた状態で生まれる。
この筒の中には時間をかけて少しずつ冷気が蓄積され、北極の風と呼ばれる物質に変化する。

カテゴリ 酒場の噂話

　魔力のシシャークを知ってる？ あの兜は騎士たちの魔力を高めるために作られたものらしいわ。 彼らって理を学ぶこともせずに、体を鍛えてばかりなんだから。 魔力を補うために、キマイラの首を材料としているの。 邪悪なキマイラのほうが、まだ頭が良さそうでしょう？

カテゴリ 街角の他愛もない話

　世界には数々のジョブが存在する。
お前が何を目指しているのかはわからないが、いろいろなジョブの心得は目を通しておいたほうがいいぜ。
きっと冒険の役に立つはずさ。
何度も店に足を運んでれば、手に入れるチャンスはあるはずだ。

カテゴリ 精霊との契約より

　狂ったように気に入ったものすべてを凍らせ閉じ込め、自分以外を映らなくさせる氷の逸した嫉妬を和らげるには、怒れる雷の稲光によって、虜にするべし。
さすれば、心ほぐされ溶けて消えゆく氷の中に光り輝くエレクトラムが姿を現すだろう。

吹雪の日にしか現れない精霊レーシー。