ウィルフレッド様が生きておられたとは・・・・

しかし、あの邪悪な力。

もはや人の分を超えなさったとしか思えん。

新たな戦の火種となるか・・・

ふむ、ワシの密偵をつなぎとめる必要があるな。

始まったようだな。

おぬしらの情勢はワシの密偵より聞き及んでおる。

同時に不穏な情報も運ばれてきたがな。

第三委員会のその後を知っているか？

ナーガプールの件以来、消滅したと言われているが

どうやら暗躍している残党がおるようだ。

全く難儀なことよ！

ふん。どこもかしこも慌ただしいな。情報が錯綜しておる。

ナーガプール、エリュシオン、そしてこの城でも

第三委員会の残党の目撃情報が入って来た。

中でもアカデミーからレムナントに関する研究が

秘密裏に持ち出されたらしい。

奴らの手中のあるとすれば、恐ろしいことだな。

レムナントの力は底が知れぬものよ。

もともと人の手には余る存在だ。

それらは制御する術さえわからぬのだからな。

ゆめゆめこのことは忘れるな。

せめて、おぬしらだけでもな

再びおぬしらとまみえる日がくるとはな。

おぬしらはおぬしらの、ワシはワシの

やるべきことをやるまでよ。

第三委員会の残党どもが動き出し追ったわ。

奴ら、レーセシホンの剣なる代物を手に入れたと聞く。

しかし、そんな剣は今まで存在しておらん。

いったいどのようにして入手したというのか。

どうも気になって仕方がない。

多少強引にでも、奴らの企みを探ってみるつもりだ。

来たか。

第三委員会のたくらむ目的を突き止めたのだが

その前に話すことがある。

奴らは持ち出したレムナントの研究をもとに

人工的にレムナントの武器を作り出したようだ。

当時アカデミーでは、レムナントに関する

秘密裏の研究をレーセシオンと呼んでいた。

それをもとに作り出された剣が、レーセシオンの剣だ。

このレーセシオンの剣は意図的にコラプスを引き起こす事で

圧倒的な力を手に出来ると言う。

第三委員会の残党は、この剣を使い

ただでさえ混乱している世の中を一気に悪化させ

自身がこの戦を制する計画を企てている。

レーセシオンの剣をこのままにしてはおけん。

わしはすぐにヌモール廃坑へ向かうつもりだ。

ふん、そういえば貴様らは当初からこの件に関わっていたな。

どうだ、結末を見たくないか？

ただし、来るからには存分に働いてもらうつもりだ。

さて、どうする？