11日目:父子
ドッジが突然ボーダムに行きたいと言い出した。
下界の存在を感知するドッジの能力を考慮したナバート中佐はPSICOM監視下でのボーダム行きを許可する。
ちょうど花火大会の夜だったが、美しい花火を見上げるサッズの心は晴れない。
自分の運命を理解していない息子の笑顔がかえってサッズを追いつめた。
一方、周辺を調査したPSICOMは、異跡のファルシを発見する。
ドッジは無意識にファルシに反応したのだ。
11日目:花火
彼らは同じ花火を見ていた。
ライトニングは、忍び寄る下界の影を感じていた。
スノウとセラは、手を取り合って将来を約束し、宿命を乗り越えようと決意していた。
サッズは息子ドッジの救いを願った。
ホープは、母ノラとの別れを想像だにしていなかった。
ファングはヴァニラの姿を求めてさまよっていた。
そしてヴァニラは、希望を祈った。
12日目:破局
ライトニングの誕生日に、セラは自分が下界のルシにされたこと、スノウのプロポーズを受け入れたことを
打ち明けた。だがライトニングは妹の言葉を聞かず、心無い態度で突き放してしまう。
セラの言葉が真実だと気づいた時はもう手遅れだった。セラは異跡に向かい、ファルシに捕われたのだ。
ライトニングのもとに残されたのは、セラからの誕生日プレゼント、お守りに送られた、ナイフだけだった。
12日目:虜因
下界のファルシ発見を発表した聖府は、パージ政策の実施を公表した。
セラをシ骸にさせないためにはファルシが下界に運ばれる前に接触し、使命を突き止めなければならない。
使命がわかれば、話を信じなかったライトニングも理解してくれるかも・・・
そう考えたスノウは、セラを連れて異跡に乗り込もうとしたが、セラだけが捕われてしまう。
ライトニングに事態を連絡すると、スノウはセラ救出を目指して走る。