チャート2レンテの涙入手まで

エルダードラゴン退治に向けて

暁の断片を入手し、ストーリーをガリフの地ジャハラまでストーリーを進めると、ラーサーがゲストとして再加入します。攻撃値を30から40へ上げたラーサーは、ルースの時と同様にケアルラのライセンスを持つため、回復においてはとても重宝する存在です。ヘネ魔石鉱でのティアマット戦は、ラーサーのおかげで楽勝モードになります。しかし、ティアマットよりもずっと凶悪なボスがエルダードラゴンであることは、FF12を1周クリアした方ならご存知と思います。

眠有効のエルダードラゴンを、睡眠状態のままエアロ反射で倒す方法は、すでに無印の頃より使い古されている戦術です。睡眠状態で倒さない場合は、エルダードラゴンが発動するシオウルスポールに悩まされます。シオウルスポールは、エルダードラゴンのHP量が20%減った段階で発動され、相手に100%の確率で混乱+スロウ+沈黙+くらやみ+猛毒+オイル+スリップの多数の障害ステータスを発生させます。戦闘の早い段階でのメンバー全員の状態異常は、戦闘態勢を立て直すのに一苦労。そうこうしているうちに、エルダードラゴンの行動が15回目をカウントすると、再びシオウルスポールが発動されてしまいます。その繰り返しです。このシオウルスポールもエルダードラゴンを睡眠状態にしてしまえば、全く発動されません。魔法攻撃をすれば覚醒することもなく、眠ったままの状態で倒せてしまいます。しかし初期ライセンスプレイでは、エルダードラゴンを睡眠にできるライセンスを取得できないので、シオウルスポールを阻止するのが非常に困難となります。初期ライセンスであろうが、なんとしてでもこのジオウルスポールを発動される前にエルダードラゴンの息の根を止めたい!そこで、アルティマニアに書かれている戦略をまずやってみることにしました。

こちらは初期レベルメンバーで挑んだエルダードラゴン。ニホパラオア装備のアーシェが王子の口づけを使い続け、赤魔戦士のヴァンとパンネロがエアロをリフレク反射させて、最後まで無傷で戦闘クリアしました。

アルティマニアにはこう書かれている!

以下、アルティマニア682ページより転載です。

『エルダードラゴンが使う、混乱などの障害ステータスを与えてくる「シオウルスポール」が少々やっかい。「ホーリー」や「コラプス」などの演出が長い魔法(同名の魔片でも可)を使い、その最中にほかの味方が「たたかう」で攻撃して一気に倒そう。こうすれば「シオウルスポール」を使われずにすむ。』

なぜホーリーとコラプスなのか

ホーリーもコラプスも、エフェクト量8の魔法です。エフェクト量の最大値は8で、各アクションはこのエフェクト量の範囲内で発動されていきます。エフェクト量8のアクションとは、派手な演出シーンの入るアクションです。ゾディアークのダージャや、ヤズマットのサイクロンがそれです。ご存知のように、その演出シーンの間、バトルメンバーは何もできず、障害ステータスになった状態で次のアクションが始まります。ホーリーは演出シーンこそ入りませんが、ダメージが当たるまでに数秒かかり、さらに派手な効果が加わるので、同じエフェクト量8のアクションを敵が構えると、渋滞が起こってシオウルスポールの発動が遅れる可能性が期待できる、渋滞している間に、エフェクト量0のたたかうで、敵にダメージを与える、ということをアルティマニアでは示唆しています。

発動は遅れても、CTで負ける。

実際にホーリーの魔片を使ってエルダードラゴンに挑んでみました。なるべくHP量を減らすためにエアロガの魔片も使用して、最初の一撃で4分の1くらいHP量が減ってますが、直後にシオウルスポールが発動されてしまいました。シオウルスポールのCTはわずか3しかないのに対し、魔片類のCTは23、「たたかう」はさらにCTが長く30もあります。チャージタイムでは全く足元にも及ばず、渋滞によってアクションを遅らせることができても、CTが追いつかず、結局シオウルスポールを発動されてしまいます。

バトルメンバーがエフェクト量の大きい魔法を同時に使っても、順番待ちがないことを証明するかのようなチャージタイムゲージ。しかし、最初の攻撃はパスしても、2回目以降の攻撃には渋滞が起こります。

エフェクトと渋滞

アクションに順番待ちがない、と感じるのは、チャージタイムゲージがスムーズに流れている時。エルダードラゴン戦に関わらず、どのモンスターにも大きすぎるエフェクトのアクションを継続して使うと、流れに負荷がかかり、結果的にアクションの順番待ちが起こります。以下の画像を参照すると、チャージタイムゲージが終了したままで実行できないアクションが二つあります。

これはエフェクト量8のホーリーの魔片の他に、エフェクト量4のエアロガの魔片を3人同時に使っている戦術です。エフェクト8つのうち、4つを使ってしまうエアロガのエフェクトの余裕は4つしかありません。そこにもう一人が同じエフェクト量4のエアロガを使うと、他のアクションを行う余裕がありません。よって、アクション順番待ちが起こります。

引き算で戦術を考える

シオウルスポール発動はエルダードラゴンの残りHP量80%という、戦闘の初期段階で起こります。残りHP量80%というのは、エルダードラゴンの最大HP量が71692ですから、まだあと57000以上もHP量が残っている状態です。与ダメージ量を1回何万も当てられるザイテングラートで倒すのならともかく、メンバーは初期ライセンス&初期装備。弱点属性をついた風属性の攻撃を当てても10000にはいきません。最初にエフェクトの大きいアクションを使ってアクションを遅らせても、シオウルスポール発動の前に戦闘を終わらせられない要因に、その大量の残りHP量があると言えます。

バトルメンバー 使うアクション エフェクト量 予測される与ダメージ量
バッシュ たたかう 0 1877〜2122
ヴァン エアロガの魔片 4 7832〜8811(※)
アーシェ ホーリーの魔片 8 6864〜7722(※)
ラーサー たたかう 0 960〜1080

※・・・エルダードラゴンの初期ステータスシェル状態を解除した状態

ダークエナジーを使ってみる

残りHP量80%でシオウルスポールを発動されてしまうなら、戦闘開始直後に敵のHP量を半分以下まで大きく削ってみてはどうか?そのために必要なのが、敵に50000のダメージを与えるダークエナジーです。ダークエナジーを最初に使えば、残りHPが14000程度にまで削れます。残りHP量14000程度となると、エアロガの魔片が8000程度ですから、最低でもエアロガの魔片2個を投げれば倒せる、という計算になります。しかし、エフェクト量4のエアロガの魔片だと、シオウルスポールが発動できる余裕ができてしまうため、ホーリーの魔片も投げてシオウルスポール発動を遅らせる方法を行ってみました。

しかし結果としてシオウルスポール発動を防げませんでした。やはりホーリーの魔片の使用は、味方のアクションも渋滞させてしまうので、CTの早いシオウルスポールに先を越されてしまうのです。

最後に、ホーリーの魔片を使わない方法を行ってみます。ヴァンがダークエナジーを使用した後、バッシュ、ラーサーは「たたかう」、アーシェはエアロガの魔片を投げます。

エフェクト量8のホーリーの魔片を使わないことで、渋滞が起こることなくアクションがスムーズに流れていきます。エルダードラゴンのシャル状態を戦闘開始時に解除することが重要で、そうすればエアロガのダメージが差し引きなく命中します。

攻略方法

ガンビット枠がたくさんあるラーサーが、戦闘開始時にデスペルの魔片を使ってエルダードラゴンのシェル状態を解除します。トレントが生き残っていると余計なエフェクトが加わるので、エルダードラゴン攻撃前にバッシュとラーサーで倒してしまいます。また、エルダードラゴンはコンフュを唱えて混乱状態にされるので、双方、ン・カイの砂をガンビットに加えます。トレントを倒して、エルダードラゴンのHPを10%程度削ったら、ヴァン、アーシェを出して、あとはガンビット任せ。エルダードラゴンがシオウルスポールを構えている間に息の根を止めることができました。(2回やって2回とも成功)。気をつけなければならないのが、「エルダードラゴンがシオウルスポールを構えた!」というインフォメーションが消えると、およそ1、2秒でシオウルスポールが発動されてしまいます。インフォメーションが出ているうちに倒すのがポイントです。

メンバーのガンビット

ラーサー
バッシュ
アーシェ
ヴァン

戦闘の準備

ダークエナジーを入手する

最初の大ダメージにダークマターを使う方法もありますが、この時点ではサビのかたまりの大量入手が困難で、またダークマターも現時点では入手できないため、ダークエナジーを使います。ストーリーを進めてダークマターで倒しても良いでしょう。

ダークエナジー入荷に必要なおたから

必要アイテム 必要個数
コウモリの翼 2
沈黙のトガル 3
静寂のアデド 3
コウモリの翼×2

ヘネ魔石鉱に生息するシーカーバットが落とします。(要:狩人の心得)
出現ゾーン

  • 北通用口
  • 第1期坑道
沈黙のトガル×3

ヘネ魔石鉱に生息するナイトメアが落とします。
出現ゾーン

  • 第1期採掘現場
静寂のアデド×3

ゼルテニアン洞窟に生息するメリッサが落とす、または盗む。
出現ゾーン

  • 暗きを愛でる路
  • 時の止まり

魔片を集める

今回の検証のためには魔片が必要でした。魔片を大量入手するにはドラクロア研究所まで行かなければならないと思っていましたが、ヘネ魔石鉱の序盤ゾーンでも十分に欲しい魔片を拾うことができます。エアロガの魔片のほか、ヘイスガの魔片、ケアルラの魔片を集めておくと、これからのボス戦で有効利用できます。

この検証のためにヘネ魔石鉱で集めた魔片類。今回、結果的に有効利用できなかったホーリーの魔片でしたが、ストーリー後半で戦うボスに有効利用できるので、大切にしましょう。